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2006年第3回定例会決算委-そえや良夫議員

豊洲保育園民営化子どもたちの心に大きな負担

子どもたちへのメリット示せず
 区が豊洲保育園民営化で「子どもたちの心に負担」を与えたことを認めながら、なお「民営化を推進する」としたため、改めて区の姿勢を質しました。
区は「門衛かは順調に進んだ」と言うが、民営化を翌日に控えた3月31日、豊洲保育園では「先生明日も来てね」と訴える子どもたちを、保育士が泣きながら見送ったとの様子を紹介、子どもたちの心に大きな傷を負わせたことは明らかだとしました。その上で、民営化で「この子どもたちに何かいいことあったのか」と質しました。
区は「浮いたお金を待機児対策に回せる、時間延長ができるので2重保育をしなくてすむ」と答えましたが、子どもたちへのメリットはまったく示せませんでした。
南砂地域の待機児対策は待ったなし
 「南砂区民間を建て替えるときに認可保育園併設を検討」考えは、元になる区民館の建て替え計画事態が「19年以降に検討」というものでいつになるかわからない。また現に空き地となっている新砂3丁目の都有地活用について「(都の)開発の中で、必要があれば検討する」との答弁は南砂地域の「保育要求の切実さ、緊急性をまったく理解しないもの」と厳しく批判。今すぐにでも建設にかかって欲しいと言うのが親の願いだと迫りました。
また区が来年4月開設の認証保育所を募集したとの答弁について、区の見込み通り200人の定員増があったとしても、4月当初から待機児が発生する。収益性、採算性を求められる認証保育所では、待機児を減らせても、解消までは期待できない。区の責任で認可保育園建設をと求めました。
東砂福祉会館の階段の改修と手すりの設置を
 東砂福祉会館利用者から「今度のカラオケの機械は字がでない」との話があり、現地調査をもとに設備の改善を求めました。
また同会館には児童館が併設され、高齢者とのふれあい事業も行っていますが、高齢者が上の階に行き来する階段に手すりがない。また外側の階段は地盤沈下により一番下の段と地面とが斜めに接続、左右の段差が階段部分の2倍以上のところがあり(写真)、誤って転倒する事故も起きているとして、直ちに改修するよう求めました。
利用者に応対できるよう職員の増員を
 老人福祉センター利用者は1日当り約100人、3人の正規職員と二人の再雇用職員の計5人が対応します。しかも館長は5館かけもちで常時外出し、福祉職以外の4人は児童館と掛け持ち。これでは高齢者に十分な応対ができないとして職員の増員を求めました。また今後介護予防事業も行うならばそれに見合う職員配置をするよう重ねて求めました。
答弁は階段の改修はできるだけ早く実施する。新事業を実施に当っては職員を増やしたい。

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