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2006年第3回定例会決算委-あぜ上三和子議員

青年の雇用問題に対する区独自施策を!

夜間こどもクリニックの増設と二次救急医療の充実を
 あぜ上議員は、まず夜間子どもクリニックが区民に大いに役立つ施策となっている実績を示し、
①十七年度、医師会との話し合いはどこまで進んでいるのか
②小児科医不足の解消のために東京都が医師会に助成金を出して内科医の小児科研修を促進しているが、その効果は本区でも出ているのか
③本区の二次救急医療の不足も深刻。二次医療の拡充について区として努力したことは何かと、質しました。
 そして「小児科不足の根本的な原因は医師不足と小児科の不採算性。民間病院や医師会任せでは、子どもの命守る体制不足は解決しない。区としても都に二次医療体制の確立や小児科研修の充実を求めるべきではないか」と迫りました。
区は「小児科医の過重負担の中でも医師会も医師も努力している」と、政治責任で解決するための努力に触れませんでした。
「ポケット労働法」(労働法の解説書)を普及する努力を
 あぜ上議員は、まず「区が現在行なっているインターシップ事業(就職体験事業)は、05年度実績で四事業所・五人と、非常に少ない。もっと若者の就職体験活動支援として位置づけ区庁内でのインターシップなど取り組むべき」と事業の改善を求めました。同時に「いま青年の就労問題・雇用問題というのは若年層での格差拡大・二極化問題、少子化問題と軌を一にしている問題で江東区の未来にとっても重大な問題。にもかかわらず区は、雇用問題は国や都が中心に取り組むべき課題という一点張りで区としての取り組みをしない」と厳しく批判し、台東区や港区、足立区などの取り組み[商工会議所との合同就職面接会、成人式でのポケット労働法配布(労働法の解説書)ニート対策、フリーター対象の若者塾など]を紹介し、江東区としてもハローワークや労働情報センターとも協力して青年雇用問題に取り組むべきと、迫りました。
区は、「青年雇用は基本的に国・都の仕事」とくり返しの答弁に始終しました。

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