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2006年第1回定例会予算委-鈴木康吉議員

三菱地所の不透明なマンション寄付金 ―区が改善を約束

 鈴木康吉議員は、マンション寄付金問題を取り上げました。三菱地所に求める開発協力金(白河2丁目に建設したマンション473戸)について、本来5億5500万円が区に入るはずでしたが、3億円余りをカット、相殺した。として、「その手続きが不透明だ」と追求しました。
差し引く額を計算したのが三菱地所とその子会社
 鈴木議員は先ず、開発協力金は公平に徴収すべきだとして、減額対象となっている、区道の整備・公開緑地・地域開放型集会室などの建設経費の積算を開発者の三菱地所が内訳書をつくり、そのチェックを子会社であるセントラルコンサルタントにやらせたのでは公正さを欠いているとして「区がなぜチェック・積算しないか?」とただしました。
 また、この子会社が、工事の検査や監理もやり、区はノータッチだったと暴露し「建築設計の偽装事件でも業界がつくった検査機関のあまい検査が問題になった」として区がキチンと検査するよう求めました。 
地元住民が使えない?集会室や公開空地
 さらに、減額対象になる、地域開放型集会所(66平方米・324平方米)2室、(9千800万円)は使用細則は」あるものの、利用制限が多く住民がほとんど使えず、公開空地(4千400万円)も、約束の看板も設置されておらず使える状況にありません。モニュメントのレンガの壁も4千万円と高額。として「開発者いいなりの減額は区民の理解が得られない」と批判しました。また、開発者まかせは「汚職や腐敗の温床になる」と、不透明な事務の改善を強く求めました。 
 区は、事実を認めて「(改善するよう)検討します」と答えました。
開発協力金
 ※ 江東区では、マンションが急増して学校など公共施設が不足することから、大きなマンションの開発者に負担金(全戸数-29戸×125万円)を課し、土地などの提供者にはその分差し引くことにしています。

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