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2006年第3回定例会決算委-あぜ上三和子議員

年金から医療保険料天引き!高齢者いじめの『高齢者医療制度』は許せない!

高額療養費の確実な払い戻しを
 あぜ上議員は、まず05年度決算において、高齢者の高額療養費の払い戻し率が93.9%であることを明らかにさせ、「最初は本人が申請しなければならないため、払い戻し請求をしていない高齢者がいる」「区がきちんと援助して払い戻しを受けられるようにすべき」と提案しました。

08年4月からの高齢者医療制度は高齢者に『医療差別』と『重い負担』
 つぎに再来年から本格スタートする高齢者医療制度改革について質問しました。この新しい制度は、75歳以上の高齢者だけの独立した保険をつくって「年金天引き方式」などで保険料徴収する制度で、保険料は高齢者が増えると自動的に上がり、全国ベースで一ヶ月の保険料は6000円にもなる見通しです。介護保険料と合わせると基準額の人で月約一万円も年金から天引きされてしまいます。しかも病院や診療所に入る診療報酬は、他世代と別立てで決められ、安くされてしまい「それなりの医療しか受けられない」まさに「差別医療」となってしまいます。  あぜ上議員は、この制度は日本の医療の根幹を揺るがす大改悪だとして、区の認識を問いました。
またこの制度が、東京全体で広域連合という新たな特別地方公共団体をつくって実施されることにも触れ「高齢者にとって切実な保険料条例や減免規定が高齢者の実態からかけ離れたところで決まる不安があるが、住民の意向を反映させる仕組みをどうつくろうとしているのか」と質しました。
「 議会への報告義務」公聴会など「高齢者の意見反映のための仕組み」、議会傍聴など「情報公開の徹底」とともに、「議員定数議員の選出方法についても東京全体の会派構成が反映された民主的な議会構成」など提案もおこないました。
区は、「東京の保険料は未定。住民の意向を反映するしくみは検討中」と答弁しました。

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