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2006年第3回定例会決算委-鈴木康吉議員

マンション指導要綱の条例化めざせ東電広告占用料だけなぜおまけする??

「義務を課し権利を制限」するのは条例で!
 「マンションが急増する江東区で、指導要綱と調整条例が一定の役割を果たしている」と切り出した鈴木康吉議員は、この3年で30億円の開発協力金が入り、「要綱」で事業者への指導も効果を上げているとして、区の認識を質しました。
また、マンションは今後も増える、として近隣紛争、公共施設不足などに対応するためこれを格上げして条例に一本化することを求めました。
これに対し区は「条例で制度化するのは疑問、これまでの要綱で」などと答えましたが、地方分権一括法は、義務を課し権利を制限するのは条例で・・」と定めているとして重ねて条例化を求めました。区は「7区が条例にしたが協力金は取っていない」などと答えました。
さらに、現要綱の運用について区が、「開発協力金は事業者の任意」と言っていることを批判し「任意でどちらでも良い・・」となれば公平な行政は成り立たないと、裁判の判決を示して「事業者が要綱を認めて合意すれば「贈与契約だ」と、正しい運用を求めました。
広告占用料を見直し、商店などは減免制度を!
 区が、はみ出し看板の一斉点検、撤去命令などしていた問題で鈴木議員は「東電には大負け、区民から4・5倍の占用料を取るのはなぜか?」と迫りました。
 電柱に付けられている巻看板(2枚1組)の広告占用料は年間2900円だが、同じ大きさなら商店の看板は13000円、4・5倍だ。しかも東電は、広告主から2万6千4百円も取っている。として占用料の見直しを求めました。
 区は「23区統一してやっている」としてこれを拒否しました。鈴木議員は「区長の特別減免で78%引きだ」と批判し、異常な減免をやめて区の独自占用料金の設定を求めました。また、商店など区民の看板こそ新たに減免すべきだと質しました。さらに、廃業したお店の看板は、区の費用負担で撤去することを要求しました。
 区は新たな減免には答えず「所有者に撤去をお願いしている」などと、極めて不誠実な答弁に終始しました。
大横川・仙台掘公園西河川、横十間川の親水公園化を提案!
 鈴木議員は、大横川、仙台掘西側は、切り立った護岸でしかも干潮の際その護岸にヘドロがついて見苦しい。治水の観点から整備されたが、今後、住民が水に触れて親しむ親水公園の機能を持つよう整備すべきだと提案、ボート遊びや釣りなどができるよう整備することを求めました。
また、役所の北、横十間川は「河川が死んでいる」として、下水道局が豪雨対策をすすめ、新たな下水道を敷設した。いっそ暗渠にして上部を水辺のある公園にしたらどうか?と提案しました。
 区は、その必要を認めましたが「東京都との関係など課題もあり研究していく」と答えました。

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